予算内でできること

2013年から小さな設計事務所として、コツコツと建築設計の仕事を続けてきました。名も無き地方の一建築士として、目の前に与えられたり、きっかけで生まれた可能性にチャレンジし続けてきた感じですが、少し引いてmaaoとして、どんな仕事が長けているのだろう?僕としてはどんな方向に進んでいきたいのだろう?とかを最近、考えたりしている中で。

低予算で、どうしようも無い行き詰まってて、あの人なら何とかしてくれるかも、という感じのご縁で始まって、現地を見ながら、時に企画を考え、時に図面を描き、時に自ら工具を扱い・・・と進んできた仕事がmaaoの大きな特徴何だろうなぁー と思いました。

そういった現場で印象的だったいくつかは

川越岸町の放課後等デイサービスだったり  住宅 →  キリスト教教会 →  放デイ 

入間のコーヒー屋さんだったり  住宅 →  珈琲店 

坂戸のフリースペースだったり 居酒屋 + テナント →  共有キッチン + フリースペース

共通項としては「低予算」「DIY」「チーム編成」といったキーワードが浮かびます。計画段階からオーナーさん、事業主さんと含めて話し合いを重ね、予算を組み、職人さん指名レベルの小チームからなる工事体制を自ら整え、施工をみんなで行いながら予算も調整して場を築いていく、、、というのが大筋でしたが、時には関連申請や届出に業務比重が掛かったり、オーナーさん自らが率先して施工なさり、そのサポートをしてきたりしました。

もちろん、新築・増築・改修の設計監理、耐震診断や補強設計、定期調査のような建物の定期診断やインスペクションも業務を続けてきましたが、特徴として挙げるならこの共通項3つによる一緒になって作っていく動きなのかもしれません。

一つ一つは小さな動きかもしれないし、毎回予算では四苦八苦していることも多いのですが(笑)それでも、想いが結集して自分たちでその動きがカタチに現れてくる時、その場所に想いを含めた手づくりの良さでの仕上げに至るのかなぁと思いました。最近は、それに地域の課題、特殊事情が掛け合わされてきている感じです。

日々、格闘しておりますが、maaoなりに計画に携わる小チームで応えて進んで参ります。

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